「ことばの教室どんぐり」について
2008年5月 6日
愛知県にある名古屋文化学園医療福祉専門学校には,「ことばの教室どんぐり」という施設がある.
この施設は,難聴や自閉症,発達の遅れや吃音,構音障害などの症状がある,就学前の乳幼児を対象としている. ことばがなかなか出なかったり,発音が良くなかったり,きこえが悪いなどの相談にのっている.
そして経験豊かな言語聴覚士が,訓練の必要性などについて,アドバイスしている.
指導や訓練は,専任の言語聴覚士が子供さんの発達に合わせ,個別訓練室で一対一で行ないます.
また家庭での指導の参考となるように,訓練の内容をビデオモニターでよく観察していく.
また,ことばは出ているけどうまくやりとりができない,友達同士でうまく遊ぶことができないなど,社会面での障害がある子供さんには,少人数で行なうグループ指導をしている.
ことばの遅れや行動における問題は,ただ教室で訓練するだけではなく,家庭生活の中での取り組みも大切だ.
言語聴覚士は,家族の方と一緒に,生活の中でどのように対応したらよいのか,子供さんの評価をもとに考えていく.
「ことばの教室どんぐり」では,月・火・木・金曜日の9:30〜17:10に相談にのっている.
料金は,初回面談が2,050円で,一回60分の訓練・指導が3,550円,年40回訓練の月謝が14,200だ.
専属の言語聴覚士は,名古屋文化学園医療福祉専門学校の言語聴覚士である専任教員だ.
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カテゴリー:言語聴覚士
言語聴覚士の青年海外協力隊での活躍
2008年5月 1日
言語聴覚士は青年海外協力隊でも活躍している.
ある方は,病院のリハビリテーション科で言語聴覚士として7年間勤務した後に,2年間青年海外協力隊としてメキシコで言語聴覚士と活動したそうだ.
だ.
その派遣の目的は,市のリハビリテーションセンターに言語療法室を開き,言語聴覚療法を行なうことだった.
リハビリテーションセンターの勤務時間は,月曜から金曜の朝8時から午後3時までだ.
初めの1ヶ月半は開設するための準備として,小児,成人用の検査訓練のための教材や検査用紙を作成したり,訓練に必要な用具を収集したり,言語室の整備をしたそうだ.
その後,言語療法室を開設して,宣伝効果もあり開設直後から予約の患者さんでいっぱいだったようだ.
基本的には個別訓練を重視するようにして,訓練の時間は1時間としたが,希望者や軽度の対象者が多く,2人のグループにしたり,30分の訓練時間にする場合もあったそうだ.
患者さんの8割が小児で,言語発達遅滞,聴覚障害,口唇口蓋裂,自閉症,吃音,構音障害などの障害をもった子供が対象だ.
成人は,吃音,脳卒中の後遺症による失語症,嚥下障害,構音障害などが対象だ.
苦労したことは,現地の方は訓練に行けば,それだけで良くなると思ってくる人が多くて,家族に説明するのに言葉や文化の違いで,なかなか思ったように上手く説明できなかったことだそうだ.
そのため,お楽しみ会などのイベントを開くことで,説明の場を設けたりもしたようだ.
この言語聴覚士の方は,たくさんの人に恵まれ,すばらしい友達ができ,旅行では決して味わえないような,貴重な体験をすることができたようだ.
もし青年海外協力隊に興味がある言語聴覚士の人がいたら,行ってみると良いかもしれないね.
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夢を実現させる大阪医療技術学園専門学校
2008年4月27日
大阪医療技術学園専門学校の就職率は常に100%であり,しかもそこで学んだ知識・技術を活かす専門職就職においても,98.1%という高い実績を誇っているのだ. 言語聴覚士学科では,大阪医療とそのグループ校のサポートにより,幅広い分野においての就職が可能となっている.
大阪医療には,医療・福祉・心理に関する学科が設置されている.
それぞれの専門の施設や設備が整っており,多彩な教育を受けることができる.
また,柔軟に対応する力や応用力も身につきます.
そのため,就職できる領域が広いことは大阪医療の強みとなっている.
参考実績として,姉妹校の言語聴覚士に対する平成18年度の求人倍率は13.3倍だ.
大阪医療では,「学外実習」を全学科・コースで導入しており,めざす業界での仕事を経験することができる.
現場の専門家や実習先で働いている卒業生からの指導を,多く受けることができる充実したカリキュラムだ.
学科によっては,「学外実習」が国家資格の指定実習として取り入れられ,資格取得にもつながる.
定期的に開講している「特別講義」には,各分野のトップに立って活躍している方々を講師として招いている.
そのためこの講座によって,現場での最新情報を得ることができるのだ.
また,大阪医療には数多くの最先端の設備が整っている.
現場と同じ設備のなかで学ぶことで,さらに実践力を高める.
さらに,世界的な視野と経験を養うために,アメリカや中国の提携校で実習や講義を体験する.
現地の施設を訪問することで,最新の医療やシステムなどを直接感じることができる.
そこでは,新しい発見が豊富で,視野がさらに大きく広がるだろう.
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言語聴覚士の職場選び
2008年4月24日
言語聴覚士の仕事のもっとも良いところは,手に職があるということだ.
一般企業の場合,一度辞めてしまうと再就職するのに難しそうだが,それに比べて言語聴覚士は,資格があるだけに再就職しやすいようだ.
たとえば,夫の転勤に合わせて職場を変わることも可能だし,子供が大きくなるまでパートとして働いて,その後常勤に変わることもできる.
ただ,給料は勤務先によって違う.
働く場所や業務内容にこだわらなければ高い給料が望める.
次に職場の選び方だ.
まず,自分の一番大切にしたいものを優先に選ぶのが良いと思う.
仕事が一番大事なのか,プライベートを一番大事に考えるか,それによって職場の選び方は大きく変わってくるだろう.
もし仕事を一番に考える方は,どんな言語聴覚士になりたいのかを基準に選択すると良いろう.
成人の患者さんに対応したいのか,子供さんに対応したいのかも考える必要がある.
一番最初の就職は,なかなか希望通りに決まるのは難しいかもしれない.
自分の希望に合わない病院などに就職が決まったとしても,いくらか経験を積んでから再び就職活動をすることもできる.
大学病院や公務員などは,それなりに競争率が高いと思う.
プライベートを一番大事にしたい方は,自宅から通勤できるところや,勤務時間が自分に合っているところ,給料が良いところなど選択肢はいろいろある.
最近では,言語聴覚士のニーズが年々高まってきている.
あまりこだわらなければ,今のところ就職先はあると思う.
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国際医療福祉大学言語聴覚学科の学習の流れ
2008年4月20日
国際医療福祉大学言語聴覚学科の,4年間で学ぶ学習の流れを紹介する.
まず1年次は,言語聴覚障害の基本概念,言語聴覚士の仕事の内容,対象とする障害の種類や症状,などの基礎的な知識を,具体例を通して学びます.
さらに,言語学で言語構造を理解し,人の話す言葉や発声に深く関連している心理学系の科目などを学習し,4年間で学んでいく専門的な学習への基礎をしっかり固める.
また,関連している施設での見学実習も行っていく.
2年次では,演習科目を通して障害の評価・診断の方法を学びます.
言語聴覚士には,言葉と聞こえの障害を起こすさまざまな病気や,脳や発声器官の働きについての詳しい知識が必要だ.
また,言葉と聞こえの障害が発生するメカニズムを理解し,それを正しく評価し診断する技術も求められる.
2年次では,それぞれの言語聴覚障害を評価し診断する方法や,その手順を学ぶと同時に,医学の領域についての知識も学びます.
また,演習科目は実践的で,一連の業務を疑似体験する.
さらに,言語聴覚臨床にも直接触れることができる見学実習も行う.
3年次の専門科目においては,言語聴覚障害が発症する原因やその症状,評価や治療法についてより深く学びます.
また,学内の言語聴覚センターにおいて,評価を中心に臨床実習を行ないます.
また,研究論文を読んで解き,主体的な研究能力を獲得するための「研究法概論・演習」といった科目も開講する.
4年次に行なう「総合実習」は,学内にある言語聴覚センターや,全国の医療福祉施設で実施する.
そこで患者さんへの対応の仕方,障害の評価や診断,治療の仕方など,基本的な臨床態度や技術を身につけます.
また,福祉施設や病院などの特性を理解し,言語聴覚士としての役割についても学びます.
さらに,言語聴覚士の国家試験のための学習と就職活動も行う.
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琴の浦リハビリテーションセンターの訓練内容
2008年4月16日
和歌山県の琴の浦リハビリテーションセンターでは,脳卒中などによる後遺症で,ことばや食べることにおいて障害をもつ方に対する訓練を行なっている.
ここでの訓練は,集中的な訓練プログラムをもとに,ことばや食べるための機能を向上させ,社会に適応できるような能力を獲得できることを目標にしている.
訓練の対象としている障害は,言語中枢の損傷により話すことができなくなるなどの失語症,脳卒中などによりうまく話すことができなくなる運動障害性構音障害,口腔器官に障害が起こりうまく食べられなくなる嚥下障害,どもりなどの吃音だ. 嚥下障害についてリハビリテーションの対象になるのは,主に神経筋疾患や脳卒中によるものだ.
個人訓練は,担当の言語聴覚士と一対一で行う.
1回の訓練は約40分だ.
失語症の患者さんの場合は,それぞれの症状に合わせた言語訓練を実施している.
また,発話の訓練では絵カードを使うこともある.運動障害性構音障害の患者さんの場合には,発音の仕方と話し方の訓練が主な内容となる.
嚥下障害の患者さんの場合は,嚥下反射や口腔機能を改善させることによって,安全に食べ物を食べられるような訓練を行っていく.
グループ訓練では,心理的,社会的な面から主に行われる.
この訓練によって,患者さんに人前で話す機会をつくり,話すことに対して自信をもってもらったり,孤独感から開放させることを目的にしている.
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カテゴリー:言語聴覚士
構音障害の治療
2008年4月12日
構音障害とは,筋肉や神経の病気によって,話すために働く筋肉が動きにくくなり,ろれつが回らないような状態になる障害だ.
その原因となる疾患によって,異なる症状が現れる.
主な症状は,発音したつもりの音がはっきり出ていなかったり,違った音が出ていたり,話す速さが早くなったり遅くなったりする.
運動性構音障害の治療は,言語聴覚士によるリハビリテーションを行ないます.
まず訓練を行なう前に,不自然な姿勢や筋肉の緊張を和らげてから,頭と頸を安定しながらリラックスした状態で始める.
次に呼吸訓練をするため,正しい呼吸運動をするための姿勢を指導する.
そして,空気を急速に吸ったり,息を止めたり,息を吐いている時間を延ばす練習をする.
また,患者さんが息を吐き切った後,言語聴覚士が胸郭を圧迫することで,息を吐く時間をさらに延ばさせます.
さらに,ストローでコップに入った水を吹く練習などがある.
話をするときに空気が鼻に漏れる状態の鼻咽腔閉鎖不全によって,開鼻音(発声が鼻に漏れる発声)となる場合,舌圧子を使って軟口蓋を上にあげて母音の発声をさせます.
また,氷刺激を与えることによって,軟口蓋の動きの感覚を戻する.
実用的な発話が成し遂げることができないときや,発話以外の方法とも併用した方が効率がよくなるときは,字を書くことができるのなら,メモ帳やホワイトボードを使ったりする.
重度の障害の場合は,簡単なジェスチャーや五十音表で指さしをする.
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カテゴリー:言語聴覚士
言語聴覚士の訪問リハビリテーション
2008年4月 8日
平成16年4月に診療報酬改定されて,言語聴覚士による訪問リハビリテーションが認可されました.
その後徐々に,言語聴覚士の訪問リハビリテーションを開始する病院が増え始めました.
相澤訪問ひまわり看護ステーションの訪問リハビリテーションでは,失語症の方に対して,言葉を話す練習や,文章を読む練習,そして日常生活における言語に関する助言などを行なっている.
また,実施した自主課題の教材を,インターネットを使ってアドバイスしている.
患者さんは,自宅でリラックスした状態で練習することができので,とてもよい効果が出ているようだ.
たとえば,訪問するたびに何かできることが増えていたり,急に単語が出たり,漢字を読めることがあったり,文章を話すことができる時もあるようだ.
このように,と少しずつ確実に前進している患者さんもいます.
在宅での訪問リハビリテーションを始める前は,退院したばかりで歩行ができるか,うまく会話ができるようになるかなど,いろいろな心配や不安がある方が多いと思う.
しかし,訪問リハビリテーションを受けていくうちに,だんだんその不安がなくなり,希望がもてるようになると思う.
病院へ通うのが困難な方や,退院してからの自宅での生活に不安がある方はとても多いと思う.
そのような,言語聴覚士の専門的なアドバイスが必要な方々にとって,自宅で行なう言語の訓練や嚥下訓練や指導などは,とても望ましいものだ.
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人工内耳について
2008年4月 4日
これまでは,一般的に難聴のための補装具として補聴器が使用されてきた.
軽度〜中等度の難聴なら,補聴器を装用することで会話をすることができる.
しかし,両耳が高度難聴であるのなら,補聴器はあまり効果がなく,会話をするのが困難になる.
その点,人工内耳はそのような高度難聴に対して,とても効果的な医療機器だ.
また,生まれつき耳が聞こえない子供に,人工内耳を早い時期に装用して,訓練を行なうことで,音声言語の習得がよりスムーズになることも期待できる.
人工内耳は,体外装置と体内装置の2種類の装置からなり,体内装置は手術で耳の後ろに埋め込む必要がある.
人工内耳が適応できるかどうかを判断するため,手術前に検査をいくつか受ける必要がある.
手術は全身麻酔をして行ない,2〜3時間程度で終わり,入院してから2,3週間で退院できる.
一度手術をしてしまえば,基本的には再び手術をする必要はない.
手術による副作用もほとんどない.
手術費用の自己負担額は,数千円程度で済んでしまう場合が多い.
体外装置は補聴器のような形で,装用後も以前とほとんど変わりなく日常生活を行なうことができる.
体外装置を外せば入浴も可能だ.
人工内耳を装用した後の,聞き取る能力は一人一人違う.
だから,言語聴覚士が良く聞こえているかを評価し,定期的に機器の調整を行うことが必要だ.
でも,ほとんどの方が人工内耳を装用すると,聞き取り能力が向上し,生活しやすくなったと感じている.
もし人工内耳の装用について考えている方がいたら,耳鼻科医や言語聴覚士に相談してほしい.
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星ヶ丘病院の言語聴覚科
2008年4月 1日
福島県郡山市にある星ヶ丘病院の言語聴覚科では,主に自閉症やアスペルガー症候群と診断された子供たちを対象に,必要とされる援助を行っている.
自閉症といっても,一人一人の患者さんによって,それぞれの特徴を持っている.
たとえば,話すことは好きだけど,人に対して自分の気持ちをうまく伝えるのが苦手であったり,話すことは苦手だけど,目で見たものを理解するのは得意であったりする.
星ヶ丘病院では,その様な方々の得意な面を生かしながら,どのようにして確実にコミュニケーションを取れるようにするのかを,もっとも重視して療育している.
具体的には,患者さんとの状態とそのご家族の都合により,週に1回〜月1回で,来院の回数は患者さんによってさまざまだ.
その内容としては,子供さんの特徴に合わせて,言語聴覚士と一緒に勉強をする.
目標としては,子供さんが自分から取り組み,そして考えて判断する能力や,その子に合ったコミュニケーションのとり方などを,身に付けることだ.
また,家族の方から子供さんの家庭での様子を聞き,子供さんとの適切な接し方をアドバイスしたり,その子にとって一番良い方法を一緒に考えることも重視している.
さらに,場合によっては,集団の中においてのコミュニケーションを学ぶために,自閉症の子供同士で行なうグループ訓練もしている.
また,幼稚園や学校の先生方とも協力して,より良い環境を整えるための活動も実施している.
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カテゴリー:言語聴覚士

