言語聴覚士が担当する聴力検査
言語聴覚士が担当する聴力検査にはさまざまな種類がある.
その中で,BOA(聴性行動反応聴力検査)は,新生児期から乳幼児期までを対象としている.
この検査によって,乳幼児が聞こえてきた音に驚いたり,目を閉じたり,どこから聞こえてきたか探したりする,聴性行動反応を評価し示して,難聴であるのかどうか,またその程度について調べる.
検査に使われる音源は,鈴や紙もみ音を使います.
5・6ヵ月の乳幼児から1〜2歳代の幼児を対象とするのはCOR(条件詮索反応聴力検査)だ.
音が聞こえてくる方に玩具などを置き,音がするのと同時にその玩具が光に照らされるようにする.
そして,子供に何度も試してみて,音のする方に楽しいものが何か出てくる,ということを期待させて,それを視覚刺激として条件をつけておきます.
そのようにして,音源の方を音だけで見るかどうかによって,子供の聴力の程度を調べるのだ.
知的発達面に遅れがある幼児にも,この検査を行ないます.
次に,1歳代後半〜2歳代ごろから適応できる聴力検査は,ピープショウテストだ.
これは,遊戯聴力検査の一種だ.
スピーカから音が聞こえてきたら,すぐにボタンを押すことで,おもちゃの家の部屋の中が,明るくなるように仕掛けをしている.
幼小児が楽しんで検査を受けられるように工夫された装置なのだ.
子供にレシーバを装着することができれば,大人と同じように左右別々に聴力検査をすることができる.
まだ他にも,言語聴覚士が担当する聴力検査には,聴覚障害者で補聴器を装着している方を対象としたものや,人工内耳を装用している方を対象としているものなど,さまざまな検査を行なっている.
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